MSっ子な私はこれまでVB6.0なり.NetからのExcel出力部分ではCOM利用をしていて、その部分ではたいした苦労をしたことありません(COMオブジェクトの解放 はちと面倒臭いですけどねー)。ですが、JavaからのExcel出力には、なんだか随分大変な歴史があったのですね。
◆Javaを使ってOffice2007をクラックする
上記サイトの記事を読むと、COM利用の言語の人の場合は、「ExcelのCOMを利用すればいいじゃん」のヒトコトで済むわけなんですが、COMをサポートしてない言語ではCSVで吐いてみたり(それを聞いただけで泣ける…!)、涙と汗の紆余曲折。Office2003が登場したかと思えば、独自路線なXMLフォーマット。しかもそのフォーマットはきちんと文書化されていないという中途半端な状況で、トライアル・アンド・エラーを頻発させしながら、自分達でそのフォーマット状態を手探り状態で解明しなければならないという、暗中模索作業が待っていて…。
全般的に、Java/Officeストーリーは、控えめに言っても、極めて不快な状態でした。Javaの開発者はじっと耐えるか、「Officeは最低だ。とにかく、なぜ、誰かがそれを使いたがるんだい?」と言うことで、イソップ物語の1つを大いに連想するやり方で自分自身を慰めるか、単純に Officeを使っているユーザーに、Microsoft とSun の訴訟問題のせいで、JavaはOfficeを理解することができないのだ、と言ってみるかしかありませんでした。
Javaを使ってOffice2007をクラックする
極めて不快…、Officeは最低って…。憎まれちゃって、まぁ。憎むほど苦労する前に、その部分は、素直にCOMを使える言語を使えばいいのに…、とついつい憎まれっ子世に憚る(?)MSっ子としては呟きたくなるわけですが…。
上記サイトのストーリーを読むと、Office2007の登場でXML文書のZIPファイル以外何物でもないものになったので、やっとJavaの開発者もハッピーになりそうだ、というようなストーリーになっていますね。
もっとも、今のところ、私はOffice2007でのフォーマットの納品自体を頼まれたことはありません。むしろなるべく多くのOfficeで問題なく開くよう、バージョンダウンを意識しています。Java開発者がOOXMLで大手を振って納品できるようになるのはもう少し先のことなのかなぁ、と思うわけですが。
現在、企業ではOffice2007はどれくらい普及しているのでしょうかね。
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