5/1はBasicの44歳のお誕生日だったらしいですね。
私が最初に触れたプログラム言語も、学生の頃にちらっと触れる機会のあったBasicといえばBasicです。授業の内容は殆ど覚えてはおらず、妙に地味な印象しか残っていません。毎週のように課題が出され、なにがしかレポートにし、計算とグラフくらいしか描いていないような…。
うーん、どんな言語だったっけ?──と思って本棚をみたら、ちゃんと当時の授業のレポートがごっそりでてきました…(照)。久しぶりに当時のレポートに載せているBasicのコードをみてみると(レポートは課題の出題内容、考察とコード、および結果出力で構成されているので、レポートだけで大体なにをやろうとしたのかはわかります。言語の仕様は教科書がないのでコードから読み取るほかありませんが)、
- インデントがなく、全部大文字(小文字やインデントはなかったんでしょうかね?)。
- 配列の変数宣言ではDIMとか書いてありますが、数値型等では明示的な変数宣言もせず、型宣言もしていませんね。
- FOR NEXTの呼応はあるようですが、IF文はEnd IfがなくTHENの後には、いきなりライナンバ(驚)。
- IF文も含めて、GOTO文やGOSUB文など、ラインナンバが必須みたいな言語だったんですねぇ。
- ところでこのラインナンバ、番号がぽんぽん飛んでいるので、エディタ機能ではないようなフシがありますが、もしかすると手入力だったのでしょうか?(手打ちでもしないと、切番などへは調子よく飛べませんからねー。ありうる)
いまのVBにこれらの面影あるか?と云われると、多少あることはあるような気もしますが、かなり変身したものですね。別物といえば別物だし、でもCの系譜にある言語よりは、1行ずつのセンテンスでみれば近いようなところもあるし…。
いずれにせよ、コマンド等も少なく、言語としてやけにシンプルだなぁという印象です(教師の方がマトを絞っていただけなのかもしれませんが。多少のアリゴリズム等をやらせたかったのではないかという形跡もありますし…)。
手元に残っているレポートに載っている範囲では、数値型と文字列型オンリーなのでクラス/オブジェクトのようなものも登場してきませんし、行番号でどーにかしようということ自体、わりとあり得ない感じの驚きはありましたが(←見事に綺麗さっぱり忘れていました…)。
VBはこの辺が始祖なんだなぁ、と思うと、VBユーザーとしては歴史も感じてちょっと面白いレポートです。
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