Newマシン導入に伴い、この度、たまたまEmEditor Professionalの7を入れたわけですよ。
EmEditorはご存知の通り、もともと機能が豊富にあり、このエディタの機能をフルで使いこなしているわけでもない私としては、これまでこのエディタのバージョンアップに、そこまでの熱意はなかったわけなのですが…(旧バージョンでわりと満足しちゃっているタイプだったわけです)。
ver6→ver7へのバージョンアップは、もしかして、かなり激変の世界ではないですか?(それともver6を私が使いこなしていなかっただけなのでしょうか?)完全にアリゴリズムとか違いますよね?UIこそ同じですが、在る意味、別物に近い、オドロキの世界です。
まず目を引くのは、最大248GBのファイルを少ないメモリでスムーズに開けるようになったことでしょうね。メモリ依存ではなくなった──遅延ロード機能搭載ということですね。巨大ファイルを扱う人には、これはかなり嬉しいことなのではないでしょうか。少なくとも私は、今も昔も、バッチ処理することが多いので、かなり嬉しかったです。
バッチ処理そのものをエディタで行うわけではありませんが、インプットにしろアプトプットにしろ、ファイルの中身を確認したくなることは多いわけで、その際にこの遅延ロード機能の有無が重要だと思っていたわけですね。特に新人時代はポンコツ・マシンで、それなりのサイズのファイルを開かなくてはならなかったので、かなり苦労しました。EmEditorと、フリー版でも遅延ロード搭載だったCoolMintあたりを、併用していた時期もあります。その当時の記憶が強烈で、マシンスペックがあがり、メモリ依存のエディタでも大抵のファイルが開けるようになった今でも、EmEditorに遅延ロードの機能がないことについて、多少の危惧はもっていたわけです。ですから、そんな私にとって今回の機能搭載は、「もうこれ1本でどんなに巨大なファイルがきても大丈夫」と思えるものすごい安心感…、プラス、驚きの高速機能という仕上がりで、感動することしきりの体験だったわけです。
遅延ロードだから、パッとみた感じが速いだけでしょ?ホントの100%のロードは暇がいるんでしょ?──とあなどるなかれ。100%表示するまでの時間を見積もってみても、これがなかなかに高速なんですね。7の特徴ページにも書いてありますが、
(1) ファイルの読み込み時間
ver6: 3分54秒 / ver7:13秒
(2) 正規表現を使用してすべての置換にかかった時間
ver6: 9分 / ver7: 1秒
なわけですよ。自分自身では計測していませんが、この速さの違いは、ファイルの読み込みにしろ、検索や置換機能ひとつをとっても、体感できるほどの激変なのです。
さらに私が気に入ったのは、単語補完機能。
まー、私はMSっ子なので、普段それなりに恵まれたIDEを使っていますので、「エディタでコーディングしているわけじゃないんだから、このテのエディタの機能は君にはあんまり関係ないだろう」と突っ込まれそうではありますが。インテリセンス機能に慣れきっているからこそ、このテの機能搭載(プラグインですが、7をインストールしたら、プラグインも既に入っていました)は、なんだか妙に嬉しいわけですね。
さらにおまけ的ではありますが、HTML バーもついたみたいですし…。私の場合、タグはなんとなく昔から手入力派なのですが、色ばっかりはどーも覚えられず、色の表を見て決めるか、別ソフトを使って入力していたわけですね。しかしこれからはEmEditorひとつで済んでしまうわけですね。らくちん(環境設定が…)。
他に大きい機能としてはUSB メモリにインストール可能になったことでしょうか。ローカルにインストールしたEmEditorの[ツール]→[インポートとエクスポート]→[USB ドライブなどのリムーバブル ドライブをセットアップしてすべての設定をINIファイルにエクスポートする]で、そのままローカルにインストールしたEmEditorが、そのポータブル用となってexeから設定ファイルにいたるまで、USBメモリなどへエクスポートできてしまうわけです。このサービスは凄いですねぇ。
あとはこれに自作のマクロファイルをUSBへコピーしておけば、いつでもどこでも自分環境のEmEditorですよ。ベンリーーー。
EmEditorの回し者ではありませんが、毎日使っているものですから、愛着もあり…。特にver4~6までを既に持っている方ですと、ver7へのアップグレードは無料ですので、このアップグードはちょっとプッシュしたいですねー。
memo→EmEditorテキスト
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