2009/05/31

PDFCreator日本語問題まとめ

いろいろありましたが、まとめ、いきましょう。とりあえずPDFCreatorのverは0.9.8になります。

PDFCreator0.9.8 (日本語対応バイナリ配布)

コンパイル環境のない方の為に、やすさんからいただいたバイナリとソースをUPしておきますね。やすさん、ありがとう!

配布
  1. PDFCreator0.9.8 (日本語対応exeファイル)
    PDFCreator_0516.zip
    (MD5 : 91ae1b27a964be1cfdbd111b286e445f)
  2. 参考 PDFCreator0.9.8(上記ソース)
    Version 0.9.8_090516.zip
    (MD5 : db8944afaa2e672b31d9f66a8a473060)
使い方
  1. 本家からPDFCreator0.9.8をDLしていただき、一旦インストールします。
  2. その後、PDFCreator.exeを上記1.の日本語版exeファイルと差し替えます。
動作環境の報告

当バイナリは、W2K(SP4)/XP(SP3)での動作が確認されています。

Vista(32bit SP2)環境では、"VB6JP.DLL"をインストールする必要があるようです(これはVisual Basic 6.0 SP6あたりのランタイムを入れれば入ると思われ…)。

Ω Ω Ω

以下は上記ソースにいたるまでの解説・経緯のまとめになります。本家でバージョンアップがされたときのために…。

メニュー画面の日本語化について。

  1. PDFCreatorの文字化けをなおす…必須
  2. PDFCreatorの文字化けをなおす2…小手先
  3. PDFCreatorの文字化け問題-修正箇所発見…Vb6.0でコンパイルできるヒト向け(これで完璧に)

PDF情報の日本語入力について(※すべて、VB6.0でコンパイルできるヒト向け)

  1. PDFCreatorの日本語問題-PDF情報編2
  2. PDFCreatorの日本語問題-PDF情報編…(2)EncodeCharsについての部分のみ利用してください

2.の記事にある「(1)ReplaceEncodingCharsについて」は不完全だということがわかりましたので、以下がやすさんの差し替えソースです。

[Common]-[modPDF.bas]

Public Function ReplaceEncodingChars(Str1 As String) As String
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
On Error GoTo ErrPtnr_OnError
'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
50010  Dim i As Integer, tStr As String
'---2009/05/16-START--- by yasu
       Dim bStr() As Byte
       Dim j, k As Integer
'---2009/05/16-End--- by yasu
50020  tStr = ""
50030  ' First we look for oct encoding chars
'---2009/05/16-START--- by yasu
'50040  For i = 127 To 255
'50050   Str1 = Replace$(Str1, "\" & Oct$(i), Chr$(i))
'50060  Next i
50070  ReplaceEncodingChars = Str1

        j = 0
        ReDim bStr(Len(Str1))
        For i = 1 To Len(Str1)
        Do
            If Mid$(Str1, i, 1) <> "\" Then
                bStr(j) = AscB(Mid$(Str1, i, 1)): j = j + 1
            Else
                If i <> Len(Str1) Then
                    If Mid$(Str1, i + 1, 1) Like "[\{}()]" Then
                        bStr(j) = AscB(Mid$(Str1, i + 1, 1)): j = j + 1: i = i + 1
                        Exit Do
                    End If
                End If
                If Len(Str1) - i > 3 Then
                    For k = 1 To 3
                        If Not Mid$(Mid$(Str1, i + 1, 3), k, 1) Like "[0-9]" Then
                            Exit For
                        End If
                    Next
                    If k = 4 Then
                        bStr(j) = CByte("&O" & Mid$(Str1, i + 1, 3)): j = j + 1: i = i + 3
                    Else
                        bStr(j) = AscB(Mid$(Str1, i, 1)): j = j + 1
                    End If
                Else
                    bStr(j) = AscB(Mid$(Str1, i, 1)): j = j + 1
                End If
            End If
        Loop Until 1
        Next
        tStr = StrConv(bStr, vbUnicode)
'---2009/05/16-End--- by yasu
50080  ' Second we look for hex encoding chars
50090  If Len(Str1) >= 4 Then
50100   If Mid$(Str1, 1, 1) = "<" And Mid$(Str1, Len(Str1), 1) = ">" Then
50110    If Len(Str1) Mod 2 = 0 Then
'---2009/05/16-START--- by yasu
          ReDim bStr((Len(Str1) - 2) / 2)
'---2009/05/16-END---
50120     For i = 2 To Len(Str1) - 1 Step 2
50130      If IsNumeric("&H" & Mid$(Str1, i, 2)) = True Then
50140        If CByte("&H" & Mid$(Str1, i, 2)) > 255 Then
50150          Exit Function
50160         Else
'---2009/05/09-START--- by yasu
               bStr((i - 2) / 2) = CByte("&H" & Mid$(Str1, i, 2))
'50170          tStr = tStr & Chr$(CByte("&H" & Mid$(Str1, i, 2)))
'---2009/05/09-END--- by yasu
50180        End If
50190       Else
50200        Exit Function
50210      End If
50220     Next i
'---2009/05/09-START--- by yasu
          tStr = StrConv(bStr, vbUnicode)
'---2009/05/09-END--- by yasu
50230    End If
50240   End If
50250  End If
50260  If Len(tStr) > 0 Then
50270   ReplaceEncodingChars = tStr
50280  End If
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
Exit Function
ErrPtnr_OnError:
Select Case ErrPtnr.OnError("modPDF", "ReplaceEncodingChars")
Case 0: Resume
Case 1: Resume Next
Case 2: Exit Function
Case 3: End
End Select
'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
End Function

後半だけでなく、前半の8進変換もどきもバイト配列に一端いれてから日本語変換する必要があったようです。

前段の8進もどきで一体なにをやっているかといいますと…。

たとえば「\203R\203\201\203\223\203g\202\360\223\212\215e」を日本語にすると「コメントの投稿」となるわけですが。「\203R」の「\数値3桁」を16進数に変換、アルファベットをASCIIの16進数に変換すると「83 54」。これはS-JISでの「コ」…。以下略。──という具合に日本語に変換していかなくてはならないわけですよ。数値にアルファベットと入り交ざっているこいつらを一端16進数に戻して、S-JISに変換する、という流れ。

引数で受け取る値を見ても、一見「!?」という感じですし、暗号でも見ている気分でしたよ。やすさんスゴイ!!ヽ(´ー`)ノ

2009/05/18

PDFCreatorの日本語問題-PDF情報編2

やすさんのUPしてくださったソースと比較して、日本語(マルチバイトの文字列)が混ざると、PDFを[保存]できない原因がわかりました。

[保存]できない現象に対しての、修正箇所は

[Common]-[modCDlg.bas]-[SaveFileDialog]

もともとこのモジュールではOPENFILENAMEに対して下記のようにセットしていますが。

オリジナル

50160  With ofn
50170   .nStructSize = Len(ofn)
50180   .hWndOwner = hwnd
50190   .sFilter = tFil
50200   .nFilterIndex = FilterIndex
50210   .sFile = InitFilename & Space$(1024) & vbNullChar & vbNullChar
50220   .nMaxFile = Len(.sFile)
50230   .sDefFileExt = DefaultFileExtension & vbNullChar & vbNullChar
50240   .sFileTitle = vbNullChar & Space$(512) & vbNullChar & vbNullChar
50250   .nMaxTitle = Len(ofn.sFileTitle)

50260   If InitDir = vbNullString Then
50270     .sInitialDir = GetPDFCreatorApplicationPath & vbNullChar & vbNullChar
50280    Else
50290     .sInitialDir = InitDir & vbNullChar & vbNullChar
50300   End If
50310   .sDialogTitle = DialogTitle
50320   .Flags = Flags
50330  End With

OPENFILENAME構造体は、


.nMaxFile   :ファイル名のバッファのサイズを設定

.nMaxFileTitle :フルパス用のバッファのサイズを設定


ですので、オリジナルのようにLenで計算している(行番号07.、10.)と、マルチバイトの文字列が入るとおかしくなっちゃうんですねー。

というわけで、下記のようにLenBにあらためます。

修正後

50160  With ofn
50170   .nStructSize = Len(ofn)
50180   .hWndOwner = hwnd
50190   .sFilter = tFil
50200   .nFilterIndex = FilterIndex
50210   .sFile = InitFilename & Space$(1024) & vbNullChar & vbNullChar
'50220   .nMaxFile = Len(.sFile)
50220   .nMaxFile = LenB(.sFile)  
50230   .sDefFileExt = DefaultFileExtension & vbNullChar & vbNullChar
50240   .sFileTitle = vbNullChar & Space$(512) & vbNullChar & vbNullChar
'50250   .nMaxTitle = Len(ofn.sFileTitle)
50250   .nMaxTitle = LenB(ofn.sFileTitle)

50260   If InitDir = vbNullString Then
50270     .sInitialDir = GetPDFCreatorApplicationPath & vbNullChar & vbNullChar
50280    Else
50290     .sInitialDir = InitDir & vbNullChar & vbNullChar
50300   End If
50310   .sDialogTitle = DialogTitle
50320   .Flags = Flags
50330  End With

この部分を修正すると無事、マルチバイトの文字列が入っていても、[保存]できるようになりますねぇ。

ちなみに[ReplaceEncodingChars]については、前回の16進変換の修正のみのモジュールのままでも、とりあえずのところは動きました(←そして8進変換の役割が、相変わらず、わかっていないじょにでした。[\XXX]の8進数を文字に置換しているのはわかっていても、「何故変換するのか。なにが入ってきて、どう変換すべきなのか」というそもそもの役割とかが見えきていないッス・泣)。

String型の連結-VBA編

今回は「VB6.0やVBAだとこういう書き方もアリなんだー」という、個人的には目から鱗ネタです。下記のソース、(1)と(2)、どちらが速いか?というわけですね。

(1)
For i = 0 To lngMax
    strText1 = strText1 & "あいうえおかきくけこさしすせそ"
Next
(2)
For i = 0 To lngMax
    strText2 = strText2 & "あいうえおかきくけこさしすせそ"
    If Len(strText2) > 3000 Then strText1 = strText1 & strText2: strText2 = vbNullString
Next
If Len(strText2) Then strText1 = strText1 & strText2

(1)の方が一般的な書き方だと思いますが、この場合、(2)の方が圧倒的に速いのです。

結果

(1):343 ミリ秒

(2):16 ミリ秒

※Acceess2003で実験

VB6.0のString型は値型なので文字列を追加する度に、データの文字列をコピーしているわけですね。コピーするものが、長ければ長いほど、コピーの作業にコストがかかる。

ひるがえって(2)ではstrText2にちまちま文字列を追加して、 If Len(strText2) > 3000 のタイミングでstrText1に突っ込んで、strText2をカラッポにしてまた文字列をためていく。その方が、長い文字列をコピーする回数が激減して、処理が速くなるというわけなんですね(ちなみに.Netだとstring型は一応参照型なので、文字列をセットする度にコンストラクタが発生している様子でVB6.0/VBAどころではない負荷を、もはや「体感」として感じます。なのでStringBuilderのインデクサで対応)。

サンプルソース

フォームにtxtDATAという名前のテキストボックスを作って、そこにタイムを表示する。clsTimerMMクラスは「時間経過計測クラス‐VBA編」参照。

Dim clsTimerMM As clsTimerMM
Dim strTextMsg As String
'************************
Dim strMsg As String
Dim strText1 As String
Dim strText2 As String
Dim lngMax As Long
Dim i As Long
'************************
Set clsTimerMM = New clsTimerMM
strMsg = "あいうえおかきくけこさしすせそ"

lngMax = 10000
'************************
clsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    strText1 = strText1 & strMsg
Next
strTextMsg = "(1):" & clsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
Me.txtText1.Value = strText1 & vbCrLf
strText1 = vbNullString
'************************
clsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    strText2 = strText2 & strMsg
    If Len(strText2) > 3000 Then strText1 = strText1 & strText2: strText2 = vbNullString
Next
If Len(strText2) Then strText1 = strText1 & strText2
strTextMsg = strTextMsg & "(2):" & clsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
Me.txtText2.Value = strText1 & vbCrLf

Me.txtDATA.Value = strTextMsg
Set clsTimerMM = Nothing

2009/05/15

情報セキュリティEXPO

情報セキュリティEXPO行ってきましたー。行った方も多いんじゃないでしょうかね。…かくいう私の親友も、すれ違いで昨日、出展者側で受付壌とかやっていた気配があったりするわけですが(笑)。

展示会をのぞくのは1年ぶり?くらいで、楽しかったです。以下ざっくりレポ。

資産管理と情報漏えい

情報漏えい対策ツール、色々なソフトが出回っていますけど。今や資産管理とかと連動しているんですね!──というのが、ちょっとしたオドロキでした。道理といえば道理ですけど、アタマいー。

棚卸作業はいまやUSBメモリまで!という感じで、USBメモリからの情報漏えいも多いわけだからそりゃそーだよね、と思いつつ、「ほへー!」という感じでした。

ちなみに情報システム部でもない私が、何故棚卸ジャンルを気にするかというと、部内のマシン各種・ライセンス管理を不本意ながらこの数年やっているからです。これが大変面倒くさい!(てゆーか、持ち回りにして!大変さや仕組みがわかれば、不届きモノも減るだろうから)

毎回、大捜索をしたり(勝手に返すな)、発見したりしながら(ちゃんと管理人に言ってよ!)、ヘトヘトの思いで足で稼いでいるわけです。存在するものだけでも予めリストになっていたら、どれだけラクなことか…。

そんなこんなの思惑もあって「こういうソフトがあれば少しはラクチンなんじゃないかなぁ」と未練タラタラで、ブースのヒトに根堀り葉掘り…。

でもよく考えると社内で既に導入済みLanScopeでもこのテの情報をとっているハズだよなー…。以前、工場で、未登録のUSBをマシンに刺したら、管理者がとんできたことがあったし。ということは、情報システムのヒトがウチの部に情報くれてないだけ or ウチの部の上司がそういうことを考えもつかずにスルーしているだけなのかも(でも情報システムのヒトにはLanScope情報から、ぜひとも棚卸リストに情報を反映させるところを作ってほしいわー…)。

ちなみにMacはこのテのソフトは対応していないものが多いみたいですね。「Macは仕様をなかなか公開したがらないから開発しづらいんですよ」みたいなコトを言ってました(ホント?)。

MacからLinuxまで、ぜーんぶまとめて一括管理できたら、ベンリなんですけどねー。

WAF

って、今日まで知りませんでした。そういうジャンルがあるんですね。(;´Д`)

ざっくりとしたプレゼンを聞いて、「機械的なSQLインジェクション攻撃とかにはある程度はこのテのソフトで対応する、というのは可能だろうしアリかもねー」とは思いました(やばそうな既存案件とか。いまさら改修もおっつなさそうな案件とかで)。

ちょっと興味がわいて、他にも類似ソフトがあるかと思って探してみたわけですが、最初の1社以外のものは見つけられませんでした。情報セキュリティの展示会なのに!…このジャンル、流行っているんですか?そうでもないんですか?そもそもまともに開発していれば、不要ですか?

トレンドマイクロ

なんの気なしに覗いて見たわけですが。プレゼンしていたヒト、玉木宏に似ていませんでしたか?!

完全別行動だったものの、同期も会場にいることは知っていたので、「ちょっと似ているんだけど!」とメールしたら、「見たいー!でもセミナー尽くしで抜け出せない」と返信がきました。わはは、みたいよね、やっぱり。

ちなみに肝心のプレゼン内容は、クラウド、クラウド言っていましたが、SaaSタイプのセキュリティソフトってところでしょうかね。パターンファイルとかで対応するアンチウイルスソフトだと、パターンが増えるにつれ、日々、負担も増えるし。SaaSとセキュリティソフトは相性がいいかもね。…ま、ネットがつなげないときは動かない、ってコトですが。ネットでつなげないとなると、メディア経由でのセキュリティに限定されてくるわけですからね。

yarai

パターンファイルに縛らないソフトはこれだ!

昨日、こんな記事を読んだばかりだったので、チラッと野次馬。…地味なブースでした(余計なお世話)。

▲ウイルスバスターだともう少し安く、しかも1ライセンスで3台に入れられるんだよなー…。

カスペルスキー

「おぉぉ、なんだかパッケージで見たコトあるカオだ!」と思ったら、ユージン・カスペルスキー氏が来日して講演していた!──というわけで、早速、潜り込み(ミーハーだから)。

ウイルスバスターから他のソフトに乗り換えようかなぁと、思っているわけですが。カスペルスキーもいいなぁ。…高いけど。

IPA

ついつい情報セキュリティEXPOに長居してしまいましたが、同時開催のソフトウェア開発環境展の方ものぞいてきました。しかしIPAがザクザク、ブース内でセミナーをやっているのが目に付いて、そこで足止め。IPA監修の「データ白書」ももらってきました。

「データ白書」の収集データは国内20社から収集したプロジェクト・データの実績。プロジェクトの特性(開発種別、業種、業務、アーキテクチャ、主言語など)、システム規模、工期、工数などの分布図なんかが載っています。グラフや散布図を眺めているだけでも、意外と面白いです。まー個人的にそんなに興味があるジャンルってわけではないんですが、否が応でもかかわってくる話ですし、「体感」としても理解できますからね。

「データ白書」をソフト化したものが「プロジェクト診断診断ツール」ってことになるようです(登録して、自分のプロジェクト実績を入れると、20社のデータをベンチマークに評価してくれるらしい)。

ちなみに、本日最後にゲットしたこの「データ白書」が結構重くて、色んなものを捨ててきました…。( ‥)

2009/05/14

Function対決-VBA編

うーん、これも道理といば道理。さらに言えばC#を書きはじめるまで、ファンクションの返り値にこういう条件式をつっこむ、という書き方はしなかったんですけれど(なぜならVBで書くと、なんでも「=」で不気味だから)。

わざわざif文で評価してから返すよりも、ダイレクトに評価してしまった方が、当然処理は速いですものネ。…ま、Functionの中身はかなり短いロジックにならざるをえませんので需要があるかどうかはビミョーですが。とりあえず、速度対決。

(1)

Private Function IsTestTrue01(ByVal a As Long) As Boolean
If (a Mod 2 = 0) Then
    IsTestTrue01 = True
Else
    IsTestTrue01 = False
End If
End Function

(2)

Private Function IsTestTrue02(ByVal a As Long) As Boolean
IsTestTrue02 = (a Mod 2 = 0)
End Function

結果

(1):1756 ミリ秒

(2):1588 ミリ秒

※Access2003で実験

サンプルソース

フォームにtxtDATAという名前のテキストボックスを作って、そこにタイムを表示する。clsTimerMMクラスは「時間経過計測クラス‐VBA編」参照。

Dim clsTimerMM As clsTimerMM
Dim i As Long
Dim lngMax As Long
Dim strMsg As String

Set clsTimerMM = New clsTimerMM
lngMax = 10000000

'************************
clsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    Call IsTestTrue01(i)
Next
strMsg = "(1):" & clsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************
clsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    Call IsTestTrue02(i)
Next
strMsg = strMsg & "(2):" & clsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf

'************************
Me.txtDATA.Value = strMsg
Set clsTimerMM = Nothing

2009/05/12

And と Ifのネスト対決-VBA編

これはまぁ意外性はないんですけど、とりあえず測定だけはしておこうかと。

.Netだったら。VBではAndAlso、C#では&&とかが使えるんですけど、VBAでは使えませんものね。

というわけで、またの名を、And v.s AndAlso ってコトですかね?!これをVBAではAnd とIfのネスト構造で再現して対決します。

(1)If IsCheck(i) And IsCheck(i + 1) Then

(2)If IsCheck(i) Then if IsCheck(i + 1) Then

結果

(1):3436 ミリ秒
(2):2563 ミリ秒

※Access2003で実験

サンプルソース

フォームにtxtDATAという名前のテキストボックスを作って、そこにタイムを表示する。clsTimerMMクラスは「時間経過計測クラス‐VBA編」参照。

Dim ClsTimerMM As ClsTimerMM
Dim strTextMsg As String
'************************
Dim lngMax As Long
Dim i As Long
'************************
Set ClsTimerMM = New ClsTimerMM
lngMax = 10000000

'************************
ClsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    If IsCheck(i) And IsCheck(i + 1) Then
    End If
Next
strTextMsg = Left("If IsCheck(i) And IsCheck(i + 1) Then" & String(50, " "), 50) & ":" & ClsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************
ClsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    If IsCheck(i) Then
        If IsCheck(i + 1) Then
        End If
    End If
Next
strTextMsg = strTextMsg & Left("If IsCheck(i) Then If IsCheck(i + 1) Then" & String(50, " "), 50) & ":" & ClsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************

Me.txtDATA.Value = strTextMsg
Set ClsTimerMM = Nothing
Private Function IsCheck(ByVal intChk As Long) As Boolean
 IsCheck = (intChk Mod 2 = 0)
End Function

2009/05/11

空文字チェック対決-VBA編

VBAで空文字("")をチェックするときの速度1千万回対決。とりあえず、Nullは空文字ではないので除外。

結果

strData = "あいうえおかきくけこさしすせそ"
If strData = "" Then          :517 ミリ秒
If Len(strData) = 0 Then      :230 ミリ秒
If LenB(strData) = 0 Then     :234 ミリ秒

strData = "0123456789abcdefg"
If strData = "" Then          :516 ミリ秒
If Len(strData) = 0 Then      :270 ミリ秒
If LenB(strData) = 0 Then     :234 ミリ秒

※LenとLenBの速度差は、なんだか色々フクザツです。

strDataに「あいうえお」等が入っていると、Len/LenBの速度差の順位は、状況によってはひっくりかえったりしてマチマチ。「0123abcd」などの文字列のときは、何度やってもにLenBが早くなります。何故かはいまのところ不明。

サンプルソース

フォームにtxtDATAという名前のテキストボックスを作って、そこにタイムを表示する。clsTimerMMクラスは「時間経過計測クラス‐VBA編」参照。

Dim ClsTimerMM As ClsTimerMM
Dim strTextMsg As String
'************************
Dim strData As String
Dim strGet As String
Dim lngMax As Long
Dim i As Long
'************************
Set ClsTimerMM = New ClsTimerMM
strData = "あいうえおかきくけこさしすせそ"
'strData = "0123456789abcdefg"
strTextMsg = "strData:" & strData & vbCrLf
lngMax = 10000000
'************************
ClsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    If strData = "" Then
    End If
Next
strTextMsg = Left("If strData = """" Then" & String(30, " "), 30) & ":" & ClsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************
ClsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    If Len(strData) = 0 Then
    End If
Next
strTextMsg = strTextMsg & Left("If Len(strData) = 0 Then" & String(30, " "), 30) & ":" & ClsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************
ClsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    If LenB(strData) = 0 Then
    End If
Next
strTextMsg = strTextMsg & Left("If LenB(strData) = 0 Then" & String(30, " "), 30) & ":" & ClsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************
Me.txtDATA.Value = strTextMsg
Set ClsTimerMM = Nothing

$マークつきの関数について-MidとMid$関数対決

今回、PDFCreatorのソースをみていて気になったのがやたらと出てくる$マーク。UCase$とかOct$とかChr$とかMid$とかがものすごーく気になっていたわけですよ。ググってもひっかかりにくいし、VB6.0のヘルプは手元にないし、でもどうやらフツーに$記号ナシのUcaseやらMidと同じ動作をする。

悶々と々としていたのですが、ちょっと別のコトを調べていたら、スゴい記述をみつけてしまいました。英文サイトのFaster Visual Basic Programs

マジでー?!

$マークつけた方が、処理早いの??? Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

Midの返り値はvariantなのに対して、Mid$の返り値はString型だから、という理由にはナットクしたものの、Mid$なんて隠し玉の存在を知りませんでした。$で文字列を返すというのは、Basicの名残っぽいですよね。

「….Netでも実験してみよー!」と一瞬、思ったものの、.Netに移行してから、Mid関数とかあんまり使わないかなぁ。(´・ω・`)

私の今の行動範囲で現実的にこの知識を生かせるのってむしろVBA?──というわけでAccess2003で実験してみました。


まずはMidとMid$対決の一千万回対決。

MID$の方がちょっと速いですね。

結果

MID :3277 ミリ秒

MID$:3011 ミリ秒

サンプルソース

フォームにtxtDATAという名前のテキストボックスを作って、そこにタイムを表示する。clsTimerMMクラスは「時間経過計測クラス‐VBA編」参照。

Dim ClsTimerMM As ClsTimerMM
Dim strTextMsg As String
'************************
Dim strData As String
Dim strGet As String
Dim lngMax As Long
Dim i As Long
'************************
Set ClsTimerMM = New ClsTimerMM
strData = "あいうえおかきくけこさしすせそ"
lngMax = 10000000
'************************
ClsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    strGet = Mid(strData, "5", 1)
Next
strTextMsg = "MID :" & ClsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************
ClsTimerMM.SetStartDate
For i = 0 To lngMax
    strGet = Mid$(strData, "5", 1)
Next
strTextMsg = strTextMsg & "MID$:" & ClsTimerMM.ElapsedTime & vbCrLf
'************************

Me.txtDATA.Value = strTextMsg
Set ClsTimerMM = Nothing

参考

同類な関数

Chr ChrB CurDir Dir Format Hex Input InputB LCase Left LeftB Mid MidB Oct Right RightB RTrim Space Str String Trim UCase

時間経過計測クラス‐VBA編

いろいろAccessで測定してみたくなったので、まずは測定クラスの作成。

VBA単独はではミリ秒を測れないようなので、API関数を利用。

ClsTimerMM

Option Compare Database
Option Explicit

'============================
' ミリ秒 で経過時間を計測
'============================

Private Declare Function timeGetTime Lib "winmm.dll" () As Long
Public StartTime As Variant

Public Sub SetStartDate()
StartTime = timeGetTime()
End Sub
Public Function ElapsedTime() As String
ElapsedTime = (timeGetTime() - StartTime) & " ミリ秒"
End Function

そしてオマケで、hh時間nn分ss秒での計測バージョン。

ClsTimer

Option Compare Database
Option Explicit
'============================
' hh時間nn分ss秒 で経過時間を計測
'============================

Private StartDate As Variant
Public Sub SetStartDate()
StartDate = Now
End Sub
Public Function ElapsedTime() As String
ElapsedTime = Format(Now - StartDate, "hh時間nn分ss秒")
End Function

2009/05/10

PDFCreatorの日本語問題-PDF情報編

「PDFCreatorの文字化け問題-修正箇所発見」のやすさんのコメント欄からの記事になります。

PDFCreatorは家使いなのでそこまで使いきっている感じでもなく、これまで私は素通りしていましたが。PDFCreatorは印刷時のPDF情報を設定する際、日本語が混じっているとその部分はスルーする、という現象があるのですね。日本語を入れるとはじかれる、無視される…。

私の場合、家にはVB6.0環境がないので、とりあえず、やすさんのコメント欄とソースコードを頼りにロジックのみ考えてみました。

ちなみに問題のモジュールを含む本家オリジナルのソースはこちら

(1)ReplaceEncodingCharsについて

やすさんの修正案のコードの全貌。

Public Function ReplaceEncodingChars(Str1 As String) As String
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
On Error GoTo ErrPtnr_OnError
'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
50010  Dim i As Integer, tStr As String
50011  Dim bStr() As Byte
50020  tStr = ""
50030  ' First we look for oct encoding chars
50040  For i = 127 To 255
50050   Str1 = Replace$(Str1, "\" & Oct$(i), Chr$(i))
50060  Next i
50070  ReplaceEncodingChars = Str1
50080  ' Second we look for hex encoding chars
50090  If Len(Str1) >= 4 Then
50100   If Mid$(Str1, 1, 1) = "<" And Mid$(Str1, Len(Str1), 1) = ">" Then
50110    If Len(Str1) Mod 2 = 0 Then
50111     ReDim bStr((Len(Str1) - 2) / 2)
50120     For i = 2 To Len(Str1) - 1 Step 2
50130      If IsNumeric("&H" & Mid$(Str1, i, 2)) = True Then
50140        If CByte("&H" & Mid$(Str1, i, 2)) > 255 Then
50150          Exit Function
50160         Else
'50170     tStr = tStr & Chr$(CByte("&H" & Mid$(Str1, i, 2)))
50170          bStr((i - 2) / 2) = CByte("&H" & Mid$(Str1, i, 2))
50180        End If
50190       Else
50200        Exit Function
50210      End If
50220     Next i
50221     tStr = StrConv(bStr, vbUnicode)
50230    End If
50240   End If
50250  End If
50260  If Len(tStr) > 0 Then
50270   ReplaceEncodingChars = tStr
50280  End If
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
Exit Function
ErrPtnr_OnError:
'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
End Function

ReplaceEncodingCharsの役割としては、

  1. 引数には、バイナリの文字列が渡される。
     たとえば「<82E282B782B382F182B182F182CE82F182CD8142>」こんな文字列を引き渡される。
  2. 返り値としては、日本語の文字列を返せばOK。

という関数なわけですね?(コードから推測…)

だとすると、やすさんの修正案通り、バイトの配列を一端作る流れが妥当だと私も思います。

いまのところ、敢えて修正案を出すなら

50130      If IsNumeric("&H" & Mid$(Str1, i, 2)) = True Then
50140        If CByte("&H" & Mid$(Str1, i, 2)) > 255 Then
50150          Exit Function
50160         Else

あたりの分岐はコメントアウトしちゃっていいんじゃないの?と思ったくらいでしょうか。「なんかもー、どうせバイト変換できないときに抜けちゃうなら、エラー処理でいいんじゃないの?」と思うので…。

それにしてもオリジナルのコードは明らかにおかしいですよね。2桁ずつゲットして文字変換されても、マルチバイトな言語では明らかに困るだろう。(;´Д`)

(2)EncodeCharsについて

やすさんの修正案のコードの全貌。

Public Function EncodeChars(ByVal CodePage As eCodePage, ByVal Str1 As String) As String ' UTF-16, UTF-8 conversion
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
On Error GoTo ErrPtnr_OnError
'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
50010  Dim i As Long, tStr As String, Size As Long, buffer() As Byte, c As Long, tL As Long
50020
50030  If LenB(Str1) = 0 Then
50040   Exit Function
50050  End If
50061  Select Case CodePage
        Case eCodePage.CP_NoEncoding
50080    EncodeChars = "(" & Str1 & ")"
50090   Case eCodePage.CP_UTF8
50100    For i = 1 To Len(Str1)
50110     c = AscW(Mid$(Str1, i, 1))
50121     Select Case c
           Case 0 To &H7F&
50140       tStr = tStr & String(2 - Len(Hex(c)), "0") & Hex(c)
50150      Case &H80& To &H7FF&
50160       tL = &HC0& Or ((c And &H3FC0&) \ &H40&)
50170       tStr = tStr & String(2 - Len(Hex(tL)), "0") & Hex(tL)
50180       tL = &H80& Or (c And &H3F&)
50190       tStr = tStr & String(2 - Len(Hex(tL)), "0") & Hex(tL)
50200      Case &H800& To &HFFFF&
50210       tL = &HE0& Or ((c And &HF000&) \ &H1000&)
50220       tStr = tStr & String(2 - Len(Hex(tL)), "0") & Hex(tL)
50230       tL = &H80& Or ((c And &HFC0&) \ &H40&)
50240       tStr = tStr & String(2 - Len(Hex(tL)), "0") & Hex(tL)
50250       tL = &H80& Or (c And &H3F&)
50260       tStr = tStr & String(2 - Len(Hex(tL)), "0") & Hex(tL)
50270     End Select
50280    Next i
50290    EncodeChars = "<BFBBEF" & tStr & ">"
50540   Case eCodePage.CP_UTF16
50550    For i = 1 To Len(Str1)
50560     c = AscW(Mid$(Str1, i, 1))
'50570     tStr = tStr & String(4 - Len(Hex(c)), "0") & Hex(c)
50570     tStr = tStr & Right("0000" & Hex(c), 4)
50580    Next i
50590    EncodeChars = "<FEFF" & tStr & ">"
50600  End Select
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
Exit Function
ErrPtnr_OnError:

'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
End Function

引数でエンコーディング、及び文字列を渡して、引数で決めたエンコーディングの16進を返すファンクションですね(eCodePageはEnumで、CP_NoEncoding/CP_UTF8/CP_UTF16の三択です)。

AscWが負の値のとき(たとえば「髙」とか)、オリジナルのコードだとHex(c)に「FFFF9AD9」などアタマ4桁に余計なコードがついて16進数を返せなくなくなりますね。36行目を

50560 c = CLng("&H" & Hex(AscW(Mid$(Str1, i, 1))))

このように修正すれば、どうにか…、という感じですけど。

やすさんのRight関数を使っての4桁取得が妥当ですよね。エレガントだし、これはこれで完成っぽいですね。


やすさんへ

いろいろネタ的には初めて尽くしで、すごく勉強になりました!ありがとうございます。

(1)の方は、根本的にこれ以上のロジックが私のアタマで浮かぶか怪しいですが、しばらく考えてみます。

もともとどこかでbyteの配列をゲットしているチャンスがあるんだから、そのままどーにかならなかったの?とか思わなくもありませんが。そこまで手を広げていくと、収拾つかなくなっていきそうですよね…。

いやー、それにしてもこうしてみてみると、つくづくと面白いですね!(←だんだんノってきた) +。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

ソースコードのハイライト-業務連絡

久しぶりにサンプルソースを書いていて、気になりだしたのがソースのハイライト・ツール。

これまでgoogle-code-prettifyを利用していたわけですが、VBのソースのハイライトが美しくないので以前から気になってはいたのですよ。

どれどれと思って本家をのぞいてみたら、だいぶバージョンアップされていました。「早速、使ってみよう」と思って、javascriptやcssのアップロード先として便利に使っていたGoogleのPageCreatorに行ってみたら…。

えーっ! Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

Google Page Creator is no longer accepting new sign-ups.

お前もか、ブルータス(←GoogleNotebook愛好家)。

PageCreatorの類似品としてgにはSiteができたもんねー。SiteはSiteで結構便利機能満載なんですが、プレーンなjavascriptとかのアップロードはできないんですねよね。…多分、コンテンツは作らないのに、データだけおいて、外から呼びだしている私みたいな輩がいるから?(´・ω・`)

というわけで現在ログインはできても、更新作業ができないPageCreator。立ち退きムード満載ですね。

他にゆくあてもないので、ソース類は諦めてガジェットに突っ込むことにしました。

そしてついでなので思い切ってSyntax Highlighterへ浮気することにしました。

なぜなら行番号を出すのも簡単で、「view plane」のモードまであって実に高機能だから。

でもちょっと、「ついで」にしては思い切りすぎだったかな。(ーoー)y~~~

言語ごとにclassをつけていくのが面倒くさかったよ。VB系にC#、ColdFusionにJavaFXにコマンド系。正直、どの言語を当てればOKなのかわからないものもちらほらあったりして、その点はprettyprintはテキトーすぎてラクチンでしたねぇ。

追記:<br />タグ問題

Syntax Highlighterを導入したら、私は今後もう使わないかも…なマクロのサンプルソース、「EmEditorのマクロ 選択範囲へ改行タグ」で、ダブルクオーテーションに囲まれた<br />がどーしても表示でず、改行されてしまった(リンク先、サンプルソースの23行目とか30行目)。

「google-code-prettifyのときはヘーキだったのにー?!!コードとしてのbrで、しかもタグは16進数も使っているのに改行されちまうのさー!?」とモヤモヤとしていたら。

本家のこの記事みてなんとなーくわかっちゃった。ウチの場合、改行キー等、全部タグは手打ち(私の場合エディタのマクロ…)なので、むしろdp.SyntaxHighlighter.BloggerMode();の1行は不要なのですよ。なので、この一文をコメントアウト。するとどうやらうまくいったような気がします。…それとも他で影響でるかな?(ΦωΦ) 

2009/05/08

PDFCreatorの文字化け問題-修正箇所発見

昨日に引き続き、ソースを見ていたらキャラセット問題は解決したので、「記事を書こうかなー」と思っていたところ、前回の記事のコメント欄で匿名さんからまさに同じ結論がくだされていて笑いました。本日私が修正したソースとあまりに同じ結果でしたので。…行番号まで(w)

匿名さんのおっしゃる通り、標準モジュール([Common])の[modGeneral2]-[SetFrame]を下記のように書き換えれば(13、14行目を追加すればOK。フォントサイズも変更したければ、匿名さんのコメントどおり、11行目を「50070 ctl.Font.Name = Options.ProgramFont」に変更)、日本語表示はどーにかなります。とゆーか、キャラセット問題は全面解決しそうな予感…。未確認ですが、現状だと欧文以外は多分全部文字化けしていると思うんですよね。

Public Sub SetFrame(ByRef ctl As Control, Optional TempOptionsDesign = -1)
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
On Error GoTo ErrPtnr_OnError
'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
50010  Dim tOD As Long
50020  If TempOptionsDesign > -1 Then
50030    tOD = TempOptionsDesign
50040   Else
50050    tOD = Options.OptionsDesign
50060  End If
50070  ctl.Font.Size = 10
'-----------------// 追加ここから //------------------------
50071  ctl.Font.Name = Options.ProgramFont
50072  ctl.Font.Charset = Options.ProgramFontCharset
'-----------------//  ここまで  //------------------------
50080  ctl.TextShaddowColor = &HC00000
50090  If ComputerScreenResolution <= 8 Or tOD = 1 Then
50100    ctl.UseGradient = False: ctl.Caption3D = [Flat Caption]
50110    If UCase$(ctl.Name) = "DMFRADESCRIPTION" Then
50120      ctl.BarColorFrom = vbRed
50130     Else
50140      ctl.BarColorFrom = vbBlue
50150    End If
50160   Else
50170    ctl.UseGradient = True: ctl.Caption3D = [Raised Caption]
50180    If UCase$(ctl.Name) = "DMFRADESCRIPTION" Then
50190      ctl.BarColorFrom = &HB0BED  '&HA0A0FF ' &HFB&
50200      ctl.BarColorTo = &H20564  '&HE0& ' &HDDFF&
50210     Else
50220      ctl.BarColorFrom = &HED0B0B '&HFFA0A0
50230      ctl.BarColorTo = &H640502 '&H600000
50240    End If
50250  End If
'---ErrPtnr-OnError-START--- DO NOT MODIFY ! ---
Exit Sub
ErrPtnr_OnError:
Select Case ErrPtnr.OnError("modGeneral2", "SetFrame")
Case 0: Resume
Case 1: Resume Next
Case 2: Exit Sub
Case 3: End
End Select
'---ErrPtnr-OnError-END--- DO NOT MODIFY ! ---
End Sub

これをコンパイルして、exeファイルを上書きしたら、ちゃんと日本語表示されました(色々訳アリで、setup.exeを作ってないので、exeの上書き)。

SourceForge.netだとこの辺のソース


本家で直してもらわないと、バージョンアップの度にこの作業をしなくちゃならないのでフィードバックしたいなぁ、と思っているわけですが。なにせSourceForgeみたいなものを使ったことがないので(スタンドアローン、バッチ処理、ほぼ単独での開発が身の上)、参加の仕方がわからない。(;´Д`)

Trackerの辺りで発言するのが手っ取り早そうだけれども、気後れ状態…。あーでも頑張りますー(たぶんね)。

追記→5/9、Trackerで投稿してみました。

…これからどうなるんでしょう。ヽ(。_°)ノ?

2009/05/07

PDFCreatorの文字化け問題(研究)

あいかわらずぼちぼちPDFCreatorの文字化け関連にまつわる記事にはアクセスいただいているようなので、久しぶりに本家をのぞいてみました。すると0.9.8まで出ているのですね。早速アップデート。

…しかしやはり日本語は化けますね。

オープンソースなので、落としてソースをみてみたところ、なんだよVB6.0じゃんか…(.NetだったらExpressで家でも開けるのに!テキストエディタで見るのはシンドイわ…)。

VB6.0の[フォーム]のプロパティの「Font」の「...」をクリックすると出てくるあの画面デス。

ちょいちょいと見た限りでは、フォームのFontプロパティの文字セットが[欧文]のままになっていて、化け化けになるように見受けられますな(※図参照)。

なんとなーくどの辺のモジュールでセットしているのかは、分かってきたけれども時間切れ。…中途半端なネタですいません。しかしこれVB6.0でいまだに開発しているのですね。それもちょっとショック(まだver0.9ですけど。ver1.0までこのまま突っ走るのでしょうかね)。C#なら張り切るのに!!

2009/05/05

Streamクラスの計測

このところバイナリデータ あーんど C#いじりにハマりつつあるじょにです。

FileStreamクラスを使って、ぐるぐるバイナリ状態でファイルのI/Oをやっていて、体感として

「ファイルの読み込み・書き込みについてだけ考えたら、TextReaderクラスやTextWriterクラスよりもFileStreamを使った方が早いような気がする…」

と思ってちょっと調べてみると、StreamReader/StreamWriterクラスは、byteデータを扱うストリーム・オブジェクトクトをラップしているクラスでした。ああ、やっぱり。(;´Д`)

ということは、「FileStreamを使ってバイナリ状態のままデータを扱った方が、StreamReader/StreamWriterクラスを使うより、処理は早い(≒Text系のストリームでは、I/Oは指定した文字コードでの処理、内部処理はUnicodeのハズ。いちいち文字コードの変換をかけている分、コストがかかっているのではないか?)」──という推論の元に実験開始!

読み込み/書き出しのクラスをセットにして、それぞれ

  1. StreamReader/StreamWriterクラス
  2. FileStreamのReadByte/WriteByteメソッド
  3. FileStreamのRead/Writeメソッド
  4. System.IO.File.Copyメソッド

で計測してみました。

4.のCopyメソッドについては、当然、バイナリでコピーをやっていると思うので、その際の参考値。予測としては多分一番早い。

コピー元の実験材料は郵便局の郵便番号データをちょちょいと加工して1行を1002バイト(改行キー含むバイト数)、1ファイル全体で117MBくらいになったものです。で、FileStreamのReadクラスやWriteクラスのMaxのバッファは1002にしたので、StreamReader/StreamWriterクラスとI/Oの回数は同一のハズ。メモリの空き容量で差がでてこないように、直前でGC.Colloect();いれてマス。


結果は

  1. 08.5791859
  2. 11.1155169
  3. 05.7603782
  4. 03.8566569

という具合でした。2.の11秒はさすがに1バイトずつだとI/Oが多くてあまりよい数字はでてこない、ということになりますが。でもまぁI/Oの回数が多いわりには、意外ととStreamReader/StreamWriterクラスに迫っていますよね。最も外付けHDDやネットワーク越しに作業をしたり、ファイルサイズがも巨大であればあるほど、I/Oの問題はもっと顕著になってくるわけですけれどね。


ちなみに実験ソースはこんな感じ。

実験環境はVC#2008Express版(.Net Framework3.5)。

_InFilePath/_OutFilePathは実験クラスのメンバー変数です。

StreamReader/StreamWriterクラスの計測

//------------------------
Stopwatch sw = new Stopwatch();
sw.Reset();
sw.Start();
//------------------------
using (StreamReader _SReder = new StreamReader(_InFilePath, Encoding.GetEncoding(932)))
using (StreamWriter _SWriter = new StreamWriter(_OutFilePath, true, Encoding.GetEncoding(932)))
{
    while (_SReder.Peek() != -1)
    {
        _SWriter.WriteLine(_SReder.ReadLine());
    }
}
//------------------------
sw.Stop();
MessageBox.Show(sw.Elapsed.ToString());
//------------------------

FileStreamのReadByte/WriteByteメソッドの計測

//------------------------
Stopwatch sw = new Stopwatch();
sw.Reset();
sw.Start();
//------------------------
using (FileStream _FReder = new FileStream(_InFilePath, FileMode.Open, FileAccess.Read))
using (FileStream _FWriter = new FileStream(_OutFilePath, FileMode.Create, FileAccess.Write))
{
    int _ReadByte = 0;
    while (_ReadByte != -1)
    {
        _ReadByte = _FReder.ReadByte();
        _FWriter.WriteByte((byte)_ReadByte);
    }
}
//------------------------
sw.Stop();
MessageBox.Show(sw.Elapsed.ToString());
//------------------------

FileStreamのRead/Writeメソッドの計測

//------------------------
int _BufferSize = 1002;
//------------------------
Stopwatch sw = new Stopwatch();
sw.Reset();
sw.Start();
//------------------------
using (FileStream _FReder = new FileStream(_InFilePath, FileMode.Open, FileAccess.Read))
using (FileStream _FWriter = new FileStream(_OutFilePath, FileMode.Create, FileAccess.Write))
{
    byte[] _ReadBuffer = new byte[_BufferSize];
    int _ReadSize = _BufferSize;
    while (_ReadSize != 0)
    {
        _ReadSize = _FReder.Read(_ReadBuffer, 0, _BufferSize);
        _FWriter.Write(_ReadBuffer, 0, _ReadSize);
    }
}
//------------------------
sw.Stop();
MessageBox.Show(sw.Elapsed.ToString());
//------------------------

2009/05/02

VB 10 でアンダースコアが不要に?

VBからC#へ移行しつつある今日この頃のじょにですが、先日、VBネタで気になるネタを拾いました。

VB 10 でアンダースコアが不要に InfoQ


なにーー? Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

VBなのにアンダースコアがなくなる?(そんなのVBじゃねー!)Implicit Lineだとー?それって可能?アリ?

C#等の言語では明示的に「;」で終端を表現しているからよいでしょう。

しかしVBの基本は行末=終端なのです。VBの中では「行継続」というのはある意味、イレギュラーなのです。ゆえにVBでは改行してもなお「継続」する場合には、アンダースコアの表現が不可欠──他言語からのヒトからは、アンダースコアは不評で、"面倒臭い”だの"煩雑"などと云われもしましたが、VB育ちの私にとっては自然な感覚でした(慣れればどうということもない)。

それなのに、暗黙の行継続?衝撃というか革命的というか…。成立しない構文もでてくるだろうに、そこまでコンパイラに解釈してもらうのはちょっと気色が悪いというか…。

リンク先の記事にもありますが、withの中でのピリオドとか、「どー解釈すればいいのかわからない!」とい表現もでてきちゃいますものね。かえってルールが煩雑になりはしませんか。

VBチームのオリジナルの記事、「Implicit Line Continuation in VB 10」を読むとThings are always changing.とかいって、歴史博物館やらマシンに託けてVBのコンパイラも…、なーんておっしゃっていますけど。言語仕様には興味をそそられているところもありますよ?でも、ユーザー的心境としては、ヒトコト。──大丈夫なのか…。(-_-;)

2009/05/01

DCP-535CN

DCP-535CNが我が家にやってきました。

"重さ8.0Kg"──となかなか重そうなので、どんなに大きいコがやってくるのだろうと多少不安に思っていたのですが、思ったよりもちんまりしたコでした。

一人で持てる程度の重さで、家庭用はこうでなくちゃ!というところですね(まぁ8kgというと10kgの米袋より軽いですからね…)。

「家庭内で共有してプリンターを使おう」というのが今回のテーマで、結局現時点のネットワーク構成としてはこんなふうになりました(図参照)。

プリンタについては「無線でつなげるようにしよう」というコトがまずアタマにありました。ちょっと調べてみると、どうやら「プリンタサーバ(14,000円くらいする)+プリンター」の構成で買うよりも、無線機能つきのプリンタを購入した方が安上がりになるので、「無線機能つきのインクジェット複合機」というテーマで物色。

家庭用なのでA4で十分──ということでキヤノンのPIXUS MP620とブラザーのDCP-535CNとの間で迷いました。価格にすると数千円の違いでしかないので、購入基準は家での使い方の想定やラニングコスト等のプライオリティの持ち方ですよね。

ざっくりスペックを対比するとこんな感じ(物量面ばかり拾っていますが、家庭用ではサイズ重要!)。ちょっと表現の仕方がメーカーによって違うのでなんですが、あしからず。

項目DCP-535CNPIXUS MP620
質量
(カートリッジ込み)
約8.0kg約8.6kg
外形寸法(mm)390×375×180450×368×176
メモリ容量40MB-
インターフェイス有線LAN(10/100BASE-TX)
無線LAN(IEEE802.11b/g/AOSS/WPS)
Hi-Speed USB
有線LAN(10/100BASE-TX)
無線LAN(IEEE802.11b/g)
Hi-Speed USB
Bluetooth v2.0
プリント速度カラー:最高27枚/分
モノクロ:最高33枚/分
約31秒
A4普通紙(カラー)
インクコスト
約7.9円/枚約8.4円/枚

正直言って、大差はないです(だから迷う)。なので初期投資のかからないDCP-535CN。Linux系のドライバなんかもそこそこ揃っているので、ワタクシ的には合格点です。

ネットワークの参加
「無線、無線」と連呼していたわりに、結果的にはプリンタと親機とを有線でつないでしまいました。親機なんてものは小さいものですから、親機とプリンターをLANで接続することについて、部屋のレイアウト的な制約が実のところなにも問題なかったわけですね。…というわけで、複合機のネットワーク参加は実にカンタン、物理的にルータとLANケーブルでつないで、おのおののPCにプリンタのソフトを入れるだけ。"プリンタなので、IPは固定にしておいたほうがいいかなぁ?"と思って、DCP-535CNのMACアドレスを調べて(ネットワーク設定を印刷する機能があるのでそれで出力)、AirStationの管理画面でIPを固定にしたくらいです。
印刷スピード
印刷スピードは恐れてほど、遅くはありませんでした。年賀状等はやってみないと、わかりませんが、普段、地図なんかをペラッと出す分にはノープロブレム。
印刷物について
可も不可もなく、実にフツーです(※もともと写真を印刷しようとかいう気もなく、文書を印刷できれば十分、という価値観ですので、あしからず)。黒はにじみにくい顔料インクで、カラーは発色のよい染料インクになっているあたりは、キヤノンと似ていますね。
インクカートリッジについて
もともと純正品しか使う気がないので(←色々つらい目にあった…)、ヨドバシ等の大型店で買うよりもネットで買った方が安いので、「キヤノンよりマイナーだから入手しづらい」というようなことは特にネックにはなっていません。

VirtualBoxの共有フォルダ機能

VBOXでゲストOSの起動のタイミングで自動的にホストOSとの共有フォルダをマウントする方法です。

ちなみに私の場合、Ubuntu(ゲストOS)の[home/ユーザー名/共有フォルダ]にマウントしています。あしからず。

  1. ホストOSのWinの任意の場所に共有フォルダを作成([D:\VBOXShare]など)。
  2. ゲストOSのUbutnuに任意の共有フォルダを作成([home/ユーザ名/hostShare]など)
  3. VBOXの[デバイス]-[GuestAdditonsのインストール]
  4. VBOXの[デバイス]-[共有フォルダ]-[共有フォルダ]を選択し、右側の「+」をクリック。
  5. [永続化する]にチェックを入れ、フォルダのパス欄で[その他]を選択肢、ホストで作成した1.のディレクトリを設定し[OK]。
  6. [ALT]+[F2]を押しながら[etc/rc.local]をクリック。
  7. [実行]のボックスに[gksudo gedit /etc/rc.local]と入力して[実行]。
  8. 管理者パスワードを入力。
  9. [exit0]の前の行に[mount -t vboxsf ホストOSの共有フォルダ名 ゲストOSの共有パス]
  10. [mount -t vboxsf VBOXShare home/ユーザ名/hostShare]を書き加える。
  11. [保存]-[閉じる]

実行環境

  • VBOX2.2
  • ホストOS:WinXPpro
  • ゲストOS:Ubuntu8.04(GNOMEで利用中…)